「梵浄」テーマの発表会が2015中国国際ファッションウィークに登場

北京服装学院服装芸術・工学学院の孫雪飛准教授が立ち上げた「飛梵逸爵」ブランドが、11月1日の中国国際ファッションウィーク期間中、北京飯店で「梵浄」をテーマにした婦人服の特別イベントを開催した発表会。

　　孫雪飛助教授は長年にわたって服装の革新的な思考と実践、伝統文化と伝統工芸の研究に力を入れてきた。彼女が設立した「飛梵逸爵」ブランドは、独自の美感あるデザイン、高品質な製品を通じて、歴史、文化への尊重を伝えたいと考えている。水墨画は中国特有の芸術表現形式であり、中国画の代表とされ、「文人四友」の一人である。

刺繍は中国の民間伝統工芸の一つであり、中国では少なくとも2、3千年の歴史がある。発表会では、デザイナーはファッションイベントへの参加を通じて水墨画と刺繍という2種類の中国伝統の芸術形式を大衆に理解してほしいだけでなく、中国伝統文化への興味を増やし、自発的により多くのことを理解し、受け入れることを望んでいる伝統文化中の精粋、そしてそれらを愛し、伝承する。

『宝蘊経』によると、「心浄は身浄、身浄は必ずしも心浄とは限らないので、心浄は梵浄行と呼ぶ」という。「梵浄」のデザインのインスピレーションは現代芸術家の鄭泰均が悠遠で清らかで禅の意に富んだ現代水墨画から来ており、デザイナーは水墨をもとに、水墨画と刺繍という2種類の中華伝統文化の中で極めて特色のある表現形式を有機的に結合し、伝統刺繍の繊細な伝神を用いて水墨画の自由な霊動を表現し、両者を互いに引き立て、作品に「雲は青天に水は瓶にある」という空霊が超然として、心身が自在な境地を呈している。