中国購買マネージャ指数2022年4月47.4%

一、中国製造業購買マネージャー指数の運行状況

4月の製造業購買マネージャ指数(PMI)は47.4%で、先月より2.1ポイント低下し、臨界点を下回り、製造業全体の景気水準は下落を続けた。

企業規模を見ると、大手企業PMIは48.1%で、先月より3.2ポイント下がり、臨界点以下に下がった。中小企業PMIはそれぞれ47.5%と45.6%で、いずれも先月より1.0ポイント低下し、臨界点を下回っている。

分類指数を見ると,製造業PMIを構成する5つの分類指数はいずれも臨界点以下にある。

生産指数は44.4%で、先月より5.1ポイント低下し、製造業の生産活動が著しく減速していることを示した。

新規受注指数は42.6%で、先月より6.2ポイント下落し、製造業市場の需要の下落が大きいことを示した。

原材料在庫指数は46.5%で、先月より0.8ポイント低下し、製造業の主要原材料在庫量が減少し続けていることを示した。

従業員指数は47.2%で、先月より1.4ポイント低下し、製造業企業の雇用状況が低下したことを示した。

サプライヤー配送時間指数は37.2%で、先月より9.3ポイント低下し、製造業原材料サプライヤーの納品時間が明らかに遅くなったことを示した。

二、中国非製造業購買マネージャー指数の運行状況

4月の非製造業ビジネス活動指数は41.9%で、先月より6.5ポイント低下し、臨界点を下回り、非製造業経営活動は全体的に減速し続けた。

業界別では、建築業のビジネス活動指数は52.7%で、先月より5.4ポイント下がった。サービス業のビジネス活動指数は40.0%で、先月より6.7ポイント下がった。業界の状況から見ると、電信放送テレビと衛星伝送サービス、インターネットソフトウェアと情報技術サービスなどの業界のビジネス活動指数は引き続き拡張区間に位置している。小売、道路輸送、航空輸送、宿泊、飲食、不動産、住民サービス、文化スポーツなどの業界のビジネス活動指数は臨界点を下回っている。

新規受注指数は37.4%で、先月より8.3ポイント低下し、臨界点を下回り、非製造業市場の需要が明らかに低下したことを示した。業界別では、建築業の新規受注指数は45.3%で、先月より5.9ポイント下がった。サービス業の新規受注指数は36.0%で、先月より8.7ポイント下落した。

投入品価格指数は53.7%で、先月より2.2ポイント下がり、臨界点を上回り、非製造業企業が経営活動に使う投入品価格の全体的な上昇幅が縮小したことを示した。業界別では、建築業の投入品価格指数は60.3%で、先月より1.1ポイント下がった。サービス業の投入品価格指数は52.6%で、先月より2.3ポイント下がった。

販売価格指数は48.9%で、先月より2.2ポイント下落し、臨界点を下回り、非製造業の販売価格の全体的なレベルが低下したことを示した。業界別では、建築業の販売価格指数は53.2%で、先月より1.2ポイント下がった。サービス業の販売価格指数は48.1%で、先月より2.5ポイント下落した。

従業員指数は45.4%で、前月より1.7ポイント低下し、非製造業企業の雇用状況が引き続き低下していることを示した。業界別では、建築業の従業員指数は43.1%で、先月より7.0ポイント下がった。サービス業の従業員指数は45.8%で、先月より0.8ポイント下がった。

業務活動予想指数は53.6%で、先月より1.0ポイント下がったが、臨界点を上回り、多くの非製造業企業が市場の動きに自信を持っていることを示した。業界別では、建築業の業務活動予想指数は57.0%で、先月より3.3ポイント下がった。サービス業の業務活動予想指数は53.0%で、先月より0.6ポイント下がった。

三、中国総合PMI産出指数の運行状況

4月の総合PMI産出指数は42.7%で、先月より6.1ポイント低下し、臨界点を下回った。