刺繍美天工―刺繍技術伝承革新座談会が北京で開催

2024年1月7日、「刺繍美天工―刺繍技術伝承革新座談会」が故宮博物院紫禁書院で開催された。専門家や学者、無形遺産の伝承者、ゲストが一堂に会し、文創分野における織り刺繍技術の文化伝承と革新的応用に焦点を当て、深く検討した。

この日の座談会で、北京故宮文化伝播有限公司（以下、故宮文化と略称する）の陳媛媛副社長は、無形遺産を伝承し、時代と同行させ、新しい時代の内包と現代的な表現形式を絶えず与えなければならないと述べた。故宮文化は文化産業の多方面の発展を積極的に模索している。傘下の「宮囍龍鳳呈祥」のテーマ性総合文化創意プロジェクトは数年の発展を経て、豊富な表現方式で、伝統文化を生活業態に賦能し、大衆の美しい生活に対する需要を満たす。

会議に参加した専門家や学者は、「龍鳳呈祥」という伝統的な吉祥模様の応用とその寓意を深く解析した。上から殷商、下から清代までの伝統的な文様の集大成期の織花と絵刺繍の図案を整理して展示することで、ゲストに目を楽しませてくれる文様大賞をもたらした。

宮廷の伝統刺繍の由来、発展及び革新的な応用を詳しく紹介した。宮廷の伝統的な刺繍模様は主に龍鳳、鳥獣、花卉、波、雲水、十二章紋などから構成され、吉祥深遠を意味する。色の運用は天（紺）、地（明黄）、日（大紅）、月（月白）を基調とし、コントラストが強く、相乗効果がある。材料が洗練され、技法が多様で、技術が優れている。

ローレ生活副総裁の王梁氏は、「中国の伝統文化を遡り、現代の科学技術の手段を借りて、古典文化の要素を新しい形で大衆の日常生活に調和的に融合させることは、製品の将来の発展の重要な方向だ」と述べた。ロレは故宮文化の「宮囍龍鳳呈祥」プロジェクトに積極的に参加し、古典文化財から設計霊感を汲み取り、「文創」の概念範疇を広げ、創意的な設計で文化の内包を伝え、古典文化の要素を日常生活のシーンに調和的に融合させ、より東方の審美と民族の特色を備えたシリーズ製品を作り上げる。

（出所：北京青年報）